フェルナンド・トーレス引退
こんにちは、メロスです。
今回は私の趣味の1つであるサッカー、そして1番応援していた選手であるフェルナンド・トーレスについて書いていきます。
最初はTwitterで書こうと思ったのですが無駄に長ったらしくなってしまうし、今現在近くに気持ちを語れる友人もいないのでブログがベストかなと思いました。
トーレスとの出会い
2019/6/21に元スペイン代表のフェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)が引退を発表し、その後の会見で2019/8/23の試合が現役ラストマッチとなることも発表されました。
私自身は中学時代にサッカー部に所属しており、最初は体を動かすことが好きなだけでサッカーに対する熱い思いとかそういうものはありませんでした。
ただ中学2年生時にサッカーのワールドカップ(2006ドイツ大会)が開催され、サッカー部に所属しているし友人たちも盛り上がっているので私も見ていたのですが、とあるゴールを見て全身が痺れてしまったというかとても衝撃を受けました。
それが当時まだ22歳で期待の若手の一人であったフェルナンド・トーレスがウクライナ戦で決めたゴールになります。
今改めて見るとプジョルがルーレットをしたりヘディングでアシストしたりとかなり面白い形のゴールになっているのですが、当時の自分にはトーレスのゴールのかっこよさにただただ衝撃を受けるだけでした。
それをきっかけに普段見ることのなかったプロの試合をチェックするようになり、部活動ではDFをやっていたのですが憧れのトーレスと同じFWに転向しました。
そしてワールドカップの翌年2007年にトーレスがイングランドのリバプールへ移籍することが決定し、イングランドプレミアリーグの試合を見ることができる環境がありましたので、そこからの生活はリバプールの試合を、ワールドクラスのストライカーへと成長したトーレスの活躍を追い続けることが中心となっていきました。
トーレス自体のプレースタイルなどはYoutubeなど探せば出てきますし割愛しますが、盲目的なファンだったこともあって全てのプレーに盛り上がっていました。
臭い言葉ですが、フェルナンド・トーレスという存在が私の青春だったことは間違いありません。
その後トーレスはチェルシー、ミラン、アトレティコ、そして今所属しているサガン鳥栖とクラブを変え、残念ながら全盛期としてはリバプールがピークではあったと思いますが、それもハイライトを見るなどずっと応援していました。
持っているユニフォームはこの2つだけですが、リバプール時代のはいつか手に入れたいとは思っています。
ちなみにリバプールに関してはトーレスが移籍してからの試合をチェックするようになりましたが、
トーレスのワントップにジェラードのトップ下という歴代でも屈指のコンビネーションを誇った縦のコンビ
マスチェラーノとシャビ・アロンソという両者の強みが発揮されていたダブルボランチ
異次元のスタミナでサイドを走り回り効果的な動きを見せていたカイト
などなど他にも名前を上げたい選手が多くいて多くの思い出が詰まっています。
トーレスという存在
私にとってのトーレスは上記の通りなのですが、その人物像を客観的に見た場合とても面白いと感じています。
サポーターから強く愛される選手の特徴の1つとして、ワン・クラブ・マンというものがあります。
これはデビューから引退まで1つのチームに所属する選手のことを指しており、
ギグス(ユナイテッド)、マルディーニ(ミラン)、プジョル(バルセロナ)、トッティ(ローマ)などが有名で、現役選手であればメッシ(バルセロナ)が最も有名かもしれません。
またジェラード(リバプール→LAギャラクシー)やシャビ(バルセロナ→アルサッド)のようにキャリアの最後数年を別チームで過ごす選手もその特徴には近いと言えます。
もう1つの特徴としてはランパード(チェルシー)、アンリ(アーセナル)など選手としての全盛期を過ごしたクラブのファンから愛されるというものもあります。
これらを前置きしたうえでトーレスの評判を見てみると、アトレティコのファンからは行き過ぎともいえるくらい強く愛されています。
しかしトーレスは複数のクラブに所属しアトレティコ自体にプロとして所属していた期間は、プロ生活の18年間中約8年半と半分も満たしておらず、アトレティコではなくリバプールで全盛期を迎えている状態です。
ユースチームからアトレティコに所属していたとはいえ、私の把握している限りではこういった例はトーレス以外は見ることができません。
決して強くはなかったチームにおいて、若くしてチームのキャプテンマークを巻き、スペイン代表のストライカーとしても活躍していた姿はまさにクラブの象徴、アイドルであったのだと思います。
そしてそれはアトレティコに2015年に復帰してからも変わらなかったと思います。
トーレスが引退を発表した時に数多くのサッカー界の有名選手、そしてクラブが感謝の言葉を述べていて、どれだけ多くの人から愛され尊敬を集めている人間かというのが分かりました。
CL優勝を狙えるほどの強豪チームへと成長していたアトレティコに復帰する際には既にワールドクラスとはいえないトーレスに対して否定的な意見もありましたが、それでもアトレティコというクラブに対する忠誠、愛を示すトーレスが地元ファンからも愛されるのも当然なのかもしれません。
感謝
私がこれまでサッカーに対して興味を持ち続けていたのはトーレスという偉大な選手がいたからこそであると強く思います。
もちろんこれからもサッカーに対する興味は持ち続けますが、私自身が現役でサッカーをやっていないこともありここまで熱く応援できる選手は出てこないかなとは思っています。
中学生の時に友人とサッカーの話をし、死ぬまでにトーレスを生で見たい、試合を見たいという夢を語ったことがあります。
ただヨーロッパでプレーしているトーレスを見るには私自身の行動力の問題が大きかったのですが、気軽に行ける場所ではない以上諦めていた部分もありました。
しかし2018年の夏にサガン鳥栖に移籍することが決まり、日本で見る機会が得られるという、神様が本当にいるんじゃないかと思わせてくれるような出来事が起こり、そのニュースを見た時は個人的には人生の中で1番喜んでいたと思います。
引退することが決まり選手としては1年ほどでしたが、これからもサガン鳥栖のアドバイザーとしてクラブに、そして日本に残ってくれるというのは本当に感謝しかありません。
できれば引退する前にもう1度試合を見に行きたいところです。
どういう言葉を用いるのが適しているのかは全く分かりませんが、夢を与えてくれたフェルナンド・トーレスという選手にはとにかく感謝しています。
ありがとうございました。